それは、ある夏の夜。 「こんな時間まですまなかったな、衛宮」 対する士郎は、首にかけていた手ぬぐいで汗を拭きながら答えた。 「なに、気にすんな。だけど、寺っていうのは盆の時期、こんなに忙しいもんなんだな」 あの冬の日から、いくつもの季節を越え…
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